木村通子のつれづれ Michiko's Diary

木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

月別: 2018年2月の記事

VOL.372 今日は「雨水」

今日は二十四節気のひとつの「雨水」です。
「雪が雨になり、根雪が溶けてせせらぎになる」という意味で、春めいた気候に変わり始める頃とされています。草木の先にほんのりと薄緑に色づいた新芽が見られ始め、雨水は昔から農業に取りかかる時期の目安とされていました。
「春一番」が吹き始めるのもちょうどこの頃で、春一番が吹くと急に春の訪れを感じるようになります。しかし、春一番が吹いても、「三寒四温」といわれるように、寒い日が3日ほど続いた後、暖かい日が4日続くという不安定な気候が繰り返されます。

今日は「雨水」

VOL.371 旧正月

明治以前に使われていた「太陰太陽暦」における1月1日をいいます。今では公式には使われていませんが、一部の神社やお寺では、旧暦に基づきお祭りを行うところもあります。
横浜の中華街では、獅子舞や龍舞、皇帝衣装のパレード等中国の伝統文化を紹介する「春節」が行われます。

旧正月

VOL.370 針供養

2月8日と12月8日は「針供養」という日です。
裁縫の上達とケガをしないことを願い、古くなったり折れたりした針を、豆腐やこんにゃくなどに刺して、神棚に供えたり川に流したりしました。
この日は、針仕事で使っている針を休め、女性は裁縫を休む日とされています。地方によってはどちらか一方の日だけ行うところや、両日とも行うところもあります。
近年では針仕事を行うことが少なくなり、針供養を見かける機会が少なくなっていますが、服飾関係の分野ではこの習わしが根付いており、和裁や洋裁の教育機関や企業では現在も針供養が行われています。

針供養

VOL.363 今日は「小正月」

「小正月」は、年神様を迎えるために準備が必要な大正月に対して、農事的な行事を行う日です。豊作を占ったり、養蚕の盛んな地域では繭玉を作って飾ったりします。小正月には、餅花(もちばな)という餅や団子を小さく丸めたものを木の枝につけて飾ったり、小豆粥を食べる風習があります。
また、暮れから正月にかけて、忙しく働いた主婦を、家事から解放し、ねぎらう意味を込め、「女正月」とも呼ばれています。

今日は「小正月」

VOL.369 今日は「初午」

2月最初の午の日を「初午」といい、稲荷神社に参拝する風習があります。初午は、京都の伏見稲荷大社の祭神が、奈良時代の711年2月の最初の午の日に、稲荷山に祀られたことに由来しています。
本来、初午の参拝の目的は、五穀豊穣の祈願が主でしたが、最近では開運招福、商売繁盛をもたらす祭神として、家内安全、商売繁盛を願うお参りが多くなっています。稲荷神のお使いであるキツネにちなんで、油菓子や油あげをお供えしたり食べたりする風習も残っているようです。

今日は「初午」

VOL.368 立春

昨日は二十四節気のひとつの「立春」でした。「立春」を迎えると、暦の上では大寒が明けて、厳しい寒さも徐々に和らぎ春の気配を感じられる頃とされますが、実際には1年で最も寒い頃ですね。
立春後に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を「春一番」といいます。風向きや風速など色々条件があるので、「春一番」が吹かなかった年もあります。
また、暦では立春から新年となり十二支や九星が切り替わりますのでご注意を。

立春

VOL.367 明日は「節分」

本来「節分」は、春夏秋冬を区切る節目の日のことで、年に4回ありましたが、現在では「立春」の前日の特称となっています。
昔は、季節の変わり目に邪気が生じると考えられ、特に「年が改まる日」とされた「立春の前日の節分」は重要とされ、豆まきは「1年の穢れを祓い、無病息災を願う風習」でもありました。豆(まめ)は「魔目」「魔滅」とも表し、平安時代鬼に向かって三石三斗(約600ℓ)の炒り豆を投げて鬼(邪気)を追い払ったことから、豆まきをする風習が生れたといわれています。
我が家も明日は豆まきです。皆さんも家族の健康を願って豆まきをしてみてはいかがでしょうか。

明日は「節分」

VOL.366 今日から2月「如月」(きさらぎ)

2月を「如月」(きさらぎ)と呼ぶ由来は、「寒の戻り」などでまだまだ寒く、衣をさらに着込むことから「きぬさらにき=衣更着」という説が有力です。
2月は「立春」があり、春らしい月のように感じられますが、実際は一年で一番寒い頃です。たくさん着込んで風邪などひかないよう気を付けたいものです。

今日から2月「如月」(きさらぎ)