木村通子のつれづれ Michiko's Diary

木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

月別: 2017年10月の記事

VOL.350 今日は「霜降」

10月23日は二十四節気の一つの「霜降」です。
この頃になると冷たい風が吹き始め、寒さも次第に強まり初霜が降り、一気に晩秋の気配が漂い始めます。紅葉していた木々も葉を落とし、秋のもの寂しさが感じられ、冬が近いことを実感するようになります。
昔は、冬支度のための炉開きや薪積み、漬物の仕込みなど雑務に追われていた頃だったそうです。

今日は「霜降」

VOL.349 伊勢神宮神嘗祭

「神嘗祭」は、伊勢神宮で10月15日から25日にかけて執り行われる祭礼です。その年の新穀を天照大御神に献上し、ご神徳に報謝する儀式で、伊勢神宮において最も由緒あるお祭りです。戦前は祝日に制定されていました。

伊勢神宮神嘗祭

VOL.348 体育の日

昨日は「体育の日」で「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」国民の祝日でしたね。1964年の今日、東京オリンピックの開会式が行われたことを記念し制定されました。2020年の東京オリンピックの開会式はいつになるか楽しみです。

体育の日

VOL.347 10月8日は「寒露」

10月8日は二十四節気の一つの「寒露」です。この時期は急速に秋が深まり、野草に宿る冷たい露が霜に変わる頃です。秋晴れが続き、朝晩の澄み渡った空気に寒さを感じられるようになります。
また、野山の紅葉も次第に鮮やかさを増す頃です。

10月8日は「寒露」

VOL.346 十五夜

今日は「十五夜」です。「中秋の名月」と呼ばれ、1年の中で最も月が美しいといわれます。実際にこの時期は、湿度が下がり、空気が澄み渡って月がきれいに見える頃なのです。
その美しい月を愛でる慣習ですが、その歴史は古く、遣唐使によって日本に伝わると、貴族に取り入れられ、武士の間でも広がりました。また、この時期は農作物の収穫期の直前にあたることから、豊作を願う収穫祭の意味合いが強まり、庶民の間でも「十五夜」を楽しむ行事として定着しました。1300年以上伝えられてきた伝統ある行事ですので、ススキや月見団子をお供えし、美しい月を楽しんでみてはいかがでしょうか。

十五夜

VOL.345 今月は「神無月」

今月は、全国の神様が出雲大社に集まり、国元を留守にすることから「神無月」と呼ばれています。出雲の神様は「縁結びの神」ですので、集まった全国の神様は、男女の縁を取り決める話し合いもしているといわれています。
そんな中、地元に残る神さまがいらっしゃいます。それは「恵比寿様」です。七福神の一人で、商売繁盛の神様として有名ですね。出雲に出向かずに民を守る恵比寿様を祀るため「えびす講」が執り行われます。関東では10月20日に行う地域が多いので、20をとって「二十日えびす」といいます。関西で行われる「十日戎」もえびす講の一つです。

今月は「神無月」