木村通子のつれづれ Michiko's Diary

木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

月別: 2018年9月の記事

VOL.405 9月24日は「十五夜」

9月24日(旧暦8月15日)は「十五夜」で、1年で最も月が美しく見える頃です。
この日の月を「中秋の名月」と呼ぶのは、中国では旧暦の7月を「初秋」、8月を「仲秋」、9月を「晩秋」と呼んでいたためです。
ところで、「十五夜」の月は満月だと思われていますが、実は違うことが多いのです。その理由は難しいのでここでは控えます。ちなみに今月の満月は25日です。
十五夜に飾るススキは、秋の七草の1つである尾花(おばな)で、茅(かや)とも呼ばれ、豊穣を願う意味や魔除けの力があるとされています。縁起の良いものですので飾ってみてはいかがでしょうか。

9月24日は「十五夜」

VOL.404 秋のお彼岸

本日から秋の彼岸入りです。秋分の日(今年は9月23日)とその前後の3日間を含んだ1週間が秋のお彼岸です。
秋のお彼岸には、お墓や仏壇をきれいにして、秋の収穫に感謝するとともに先祖を供養します。
お供え物として「おはぎ」を作りますが、これは春のお彼岸にお供えする「ぼた餅」と同じものです。
春は牡丹の花の季節、秋は萩の花の季節なので、このように呼ばれています。

秋のお彼岸

VOL.403 明日は「白露」、明後日は「重陽の節句」

明日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」です。
白露とは秋の野に降りる「しらつゆ」のことで、この頃は秋の気配も次第に深まってきます。

明後日は五節句の一つ、「重陽(ちょうよう)の節句」です。
古くから縁起の良いとされてきた奇数(陽数)の中でも一番大きな「九」が重なる日として、陽が重なる「重陽の節句」となりました。
延寿の力があるとされる菊を用いて長寿を願うことから「菊の節句」とも呼ばれています。
菊の花びらを浮かべたお酒を飲み、夏の暑さで消耗した体力を回復させる作用のある栗ご飯を食べてお祝いしてはいかがでしょう。

明日は「白露」、明後日は「重陽の節句」

VOL.402 本日は「二百十日」

立春から数えて210日目のことで、9月1日頃を「二百十日(にひゃくとおか)」といいます。
この時期は台風襲来が多く、農家では早稲・中稲が開花期を迎えているので、農作物の被害には厳重な警戒が必要です。
台風の風の被害にあわないよう「風の盆」という豊作祈願が行われている地域もあります。
また、9月11日頃を「二百二十日(にひゃくはつか)」といい、二百十日と同じく、農家の厄日となっています。

 本日は「二百十日」