木村通子のつれづれ Michiko's Diary

木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

月別: 2018年6月の記事

VOL.390 夏越の祓

6月30日と12月31日は、半年の間についた国家や万人の罪や穢れを祓うために「大祓」というという神事が行われてきました。6月は「夏越の祓」、12月は「年越しの祓」といいます。
6月に入ると、茅の輪と呼ばれる茅(かや)を束ねた輪を社前に設置している神社が多くあります。この輪をくぐると身が清められ、疫病や罪が祓われるといわれていますが、くぐり方をご存知ですか?
一般的には、茅の輪を、左回り⇒右回り⇒左回りの順に八の字に三回くぐると良いとされています。地域によってはくぐり方が違う場合もあるそうなので、その神社で確認すると良いでしょう。
是非身を清めに神社へ足を運びましょう。

夏越の祓
夏越の祓

VOL.389 今日は「夏至」

今日は二十四節気の一つ「夏至」です。北半球では昼間が最も長く、夜が短い日です。
関西地方の一部では、夏至から半夏生(夏至から10 ~ 11 日目)までの間に、タコを食べる風習があります。稲の根がタコの足のように深く広く張り豊作を祈願するとともに、これから暑くなる夏に向けての滋養強壮もかねて食べられているそうです。また、関東地方では、新小麦で焼餅を作り、神様にお供えしたり、家族で食べて豊作を祈願する風習があります。
地域によって風習は違いますが、どれも豊作祈願に繋がるものが多いようですね。

今日は「夏至」

VOL.388 弘法大師誕生会(たんじょうえ)

774年6月15日に、現在の香川県善通寺で弘法大師(空海)が生れた日とされています。
この日は真言宗のお寺で様々な行事が行われ、高野山では「青葉まつり」が行われ、稚児大師を乗せた花御堂渡御、稚児行列、大師音頭などの行列が出ます。
「弘法大師」で思いつくのが、「四国八十八箇所巡り」ですが、東京都内で一回の参拝で四国八十八ヶ所のお寺を巡拝したのと同じご功徳を頂ける場所があることをご存知ですか。
それは「高野山東京別院」で、四国の札所から持ち帰ったお砂を全て納め、八十八ヶ所のお砂踏みができる場所です。ここを歩きお参りすることで四国八十八ヶ所のお寺を巡拝したのと同じご功徳を頂けるそうです。
ということで、先日足を運んでみました。
都心とは思えない雰囲気の良いお寺でした。皆様も是非参拝してみては如何でしょうか。

弘法大師誕生会(たんじょうえ)
弘法大師誕生会(たんじょうえ)
弘法大師誕生会(たんじょうえ)
弘法大師誕生会(たんじょうえ)
弘法大師誕生会(たんじょうえ)

VOL.387 今週末は父の日

6月の第3日曜日は「父の日」です。母の日に比べると少し盛り上がりに欠けるイベントですが、父の日の由来ってご存知ですか?
1909年(明治42年)に、アメリカのジョン・ブルース・ドット夫人が、男手一つで6人の子どもを育て上げた父を思って、父の日を提案したことに由来します。そして、この翌年に最初の父の日が行われました。ちなみにドット夫人が父親の墓前に白いバラを捧げたことから、父の日のシンボルフラワーは「バラ」とされています。
また、最近では「黄色いリボン」を贈ることもあります。古来イギリスでは「黄色」が身を守るための色だとされており、この考え方がアメリカに渡って「幸福の黄色いリボン」になったのだそうです。

今週末は父の日

VOL.386 今日は「芒種」

今日は二十四節気の一つ「芒種」です。
芒種の「芒」とは、イネ科の植物の穂先に付いている硬い毛のことをいい、稲や麦など穂の出る穀物の種をまく時期を芒種といいます。(実際には稲の種まきはこれより早い時期から行われています)
かつて田植えは、豊作を祈願して田の神を祭り、早乙女と呼ばれる女性たちが厄除けしたあとに行われていました。その田植えの神事から発生した芸能が「田楽」だそうです。

今日は「芒種」