木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

VOL.346 十五夜

今日は「十五夜」です。「中秋の名月」と呼ばれ、1年の中で最も月が美しいといわれます。実際にこの時期は、湿度が下がり、空気が澄み渡って月がきれいに見える頃なのです。
その美しい月を愛でる慣習ですが、その歴史は古く、遣唐使によって日本に伝わると、貴族に取り入れられ、武士の間でも広がりました。また、この時期は農作物の収穫期の直前にあたることから、豊作を願う収穫祭の意味合いが強まり、庶民の間でも「十五夜」を楽しむ行事として定着しました。1300年以上伝えられてきた伝統ある行事ですので、ススキや月見団子をお供えし、美しい月を楽しんでみてはいかがでしょうか。

十五夜