木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

VOL.259 「あなたの中の最良のものを」

マザーテレサさんの詩です。少し長くなりますが引用します。

『あなたの中の最良のものを』

人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行なうと
利己的な目的でそれをしたと
言われるでしょう
気にすることなく、善を行ないなさい
目的を達しようとするとき
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善い行ないをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを
傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、
誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、
壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを
受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、
世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを
与え続けなさい
最後に振り返ると、あなたにもわかるはず
結局は、全てあなたと内なる神との間の
ことなのです
あなたと他の人の間であったことは
一度もなかったのです

※※

これを読んでいつも思うことは、「最良のもの」「内なる神」というキーワードについてです。
自分の中の最良のものを差し出すためには、1日1日を大切に生ききることだと思います。
そしてここに出てくる「神」の存在は、ただ宗教的なことではなく、自分の「良心」なのだと個人的には感じます。つまりどれだけ自分の中の最良のものをためらいもなく差し出せるかが、「良心」を核にした人間力を磨くための日々の命題なのだと思っています。読むたびに襟を正す詩です。