木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

VOL.21 「語先後礼」

社長に就任してから早2年、さまざまな方とお会いすることが
格段に増えました。
以前の担当部署ではあまり外に出ることは少なかったのですが
改めて、礼節の知識を知りたいと、礼儀礼節の本を読み返しています。
私が大切にしていることの1つに「語先後礼(ごせんごれい)」があります。
ご存知の方も多いと思いますが、先に「おはようございます」「失礼します」などの
あいさつの言葉を発してから、お辞儀をすることです。
これを心がけると、言葉にもお辞儀にも心がこもり、ゆったりとした間が生まれます。
「語先後礼」が身についている方にお目にかかると、なんとも優雅で洗練されている印象があると感じます。
イギリスの社会学者スペンサーは、「優雅さとは最も無駄のない立ち振る舞い」だと
武士道(新渡戸稲造)の中で述べています。
これからも立ち居振る舞いの正しい形を勉強し、実践する努力をしていきたいと思います。