木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

VOL.09 おそれ

私が人間関係において、大切にしている言葉に「感謝・敬い・畏れ」があります。
3つ目の「畏れ」ですが、「恐れ」とも「怖れ」とも違います。
どんなに年下でも、そのときの相手の立場が目下であっても、まず謙虚に人として一歩下がることを常に心の中で意識する。これが意識できて初めて、ほんとうに相手を尊重することができるように思うのです。
私自身まだまだですが、この言葉を心の真ん中に置くようになってから、幼いわが子からも素直に学ぶことが多くなりました。
余談ですが、「おそれ」を変換してみると、「虞」「惧れ」という見慣れぬ候補漢字も出てきました。よい機会だと思い調べてみましたら、この2つは「恐怖」ではなく、もっと内面的に心配や不安を表すときに使用するようです。心情を示す日本語表現の多様さ、1つ勉強になりました。

おそれ