今日は霜降
本日10月23日は、二十四節気の一つの「霜降」で、秋の最後の節気となります。
冷たい風が吹き始め、露が凍り、霜となって土の上に降りそそぐ頃です。
昔は、冬支度のための炉開き、薪積み、漬物の仕込みなど雑務に追われていたそうです。また、落ち葉を集めて焚き火をし、そこで焼き芋をしている風景もよくありました。今ではあまりこうした光景は見られなくなりましたが、動物たちは冬支度に忙しく、冬ごもりを始めたり、ツバメなどの夏鳥は暖かい所へと飛び立っていきます。
今日は「十三夜」
古くから日本には、中秋の名月である「十五夜」だけでなく、旧暦9月13日の「十三夜」も楽しむ風習があります。
十三夜の月はまんまるの満月ではないものの、十五夜に次いで美しいといわれ、古くから歌にも詠まれています。
十五夜か十三夜のどちらか一方しか月見を行わないのは「片月見(かたつきみ)」や「片見月(かたみづき)」といって縁起が悪いとされています。先月の十五夜でお月見を行った方は、是非今日もお月見をして縁起を担ぎましょう。
ちなみにこちらの写真は、先月の十五夜の夜に神宮館公式You Tubeチャンネル「神宮館TV」でライブ配信を行ったときのものです。東京の渋谷で撮影を行いましたが、とてもきれいな月が見えました。今晩もきれいな月が見えると良いですね。
今日は寒露
本日10月8日は、二十四節気の一つ「寒露」です。
この時期は急速に秋が深まり、野草に宿る冷たい露が霜に変わる頃です。秋晴れの日が続き、朝晩の澄み渡った空気に、寒さが感じられるようになります。また、野山の紅葉も次第に鮮やかさを増してきて、「錦」に例えられる色合いに染まっていきますので、天気の良い週末にでもお出かけし、季節の移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今日は「秋分」
今日は二十四節気の一つ「秋分」です。春分の日と同様に、昼夜の長さが等しく、この日を境に夜の方が長くなっていきます。
もともと農村部では、秋分の頃に豊作を祝い、祖霊を秋分以降に里から山に送る儀式が行われていましたが、仏教の浸透とともに、秋分とその前後の3日間を含んだ一週間を「秋の彼岸」とし、祖霊を供養する意味を持ちました。
また、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ」日として国民の祝日に定められています。ご家族と一緒にお墓参りに行き、ご先祖様に感謝をお伝えしましょう。