木村通子のつれづれ

神宮館社長 木村通子が日々感じたことを綴る日記です。雑感の中から、読者の皆さまにとって人生の幸せのヒントとなるようなテーマを取り上げていきたいと考えています。

VOL.464 花まつり(灌仏会)

「花まつり」とは仏教の始祖であるお釈迦様が誕生した日をお祝いする行事です。(正式には灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)といいます。)
各寺院には「花御堂(はなみどう)」という、花で飾った小さなお堂が設けられ、中央の水盤上に誕生仏(小さなお釈迦様の像)が安置されます。参詣者は柄杓で甘茶をすくって誕生仏の頭から流しかけ、無病息災を祈ります。この甘茶は、ユキノシタ科のヤマアジサイの変種で、若葉を蒸して揉み、乾燥させたものを煎じて作ったお茶だそうです。
私も娘たちもお寺の幼稚園でしたので、毎年花まつりの日はお釈迦様に甘茶をかけ、その後甘茶をいただいていました。ほんのり甘くてとてもおいしかったです。この日は全国の様々な寺院で花御堂が設置されています。是非足を運んでみて下さい。

花まつり(灌仏会)