VOL.370 針供養
2月8日と12月8日は「針供養」という日です。
裁縫の上達とケガをしないことを願い、古くなったり折れたりした針を、豆腐やこんにゃくなどに刺して、神棚に供えたり川に流したりしました。
この日は、針仕事で使っている針を休め、女性は裁縫を休む日とされています。地方によってはどちらか一方の日だけ行うところや、両日とも行うところもあります。
近年では針仕事を行うことが少なくなり、針供養を見かける機会が少なくなっていますが、服飾関係の分野ではこの習わしが根付いており、和裁や洋裁の教育機関や企業では現在も針供養が行われています。