月別: 2021年3月の記事
今日は彼岸入り
春分の日(2021年は3月20日)の前後3日間の計7日間を「春のお彼岸」といいます。彼岸の期間中にお墓参りをすることが古くからの習わしとなっています。春は「ぼた餅」、秋は「おはぎ」をお供えしますが、どちらも同じもので季節で呼び名が変わります。
「暑さ寒さも彼岸まで」の例え通り、1年の中でも過ごしやすい気候となります。お出かけもしやすい季節ですので、お墓参りに行きご先祖様に感謝を伝えましょう。
今日は「啓蟄」
今日は二十四節気のひとつの「啓蟄(けいちつ)」です。「蟄」は虫が土の中にこもること、「啓」は「戸を開く」という意味で、気候が暖かくなって、虫たちが地上に這い出してくることを表しています。この頃になると、初雷がとどろき、冬眠中の虫を目覚めさせるので、この雷のことを「虫出しの雷」や「蟄雷(ちつらい」ともいいます。
3月3日は「上巳(じょうし)の節句」
今日は五節句の一つ「上巳の節句」です。この時期は桃の花が咲くことから「桃の節句」とも呼ばれています。そして、女の子のお祝いの儀式として人形を飾る「ひな祭」の日でもあります。
ひな祭りの日には、ひなあられや草餅などを食べる風習があります。それぞれに意味があり、縁起の良い食べ物ですので、きちんと意味を知り、ひな祭りを楽しんでください。
ひなあられ・・・緑、赤、黄、白の4色は春夏秋冬を表しており、1年を通して女の子の幸せが訪れるようにと願いが込められています。
草餅・・・使用されているよもぎは薬草で、邪気を祓う効果があるといわれています。
菱餅・・・赤、白、緑の3色が使われており、赤は「魔除け」、白は「清浄」、緑は「邪気を祓う」といわれています。
はまぐりのお吸い物・・・はまぐりは、2枚対になっている貝殻でなければピッタリと合わないことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と連れ添うようにという願いが込められています。
ちらし寿司・・・ひな祭りに限らずハレの日に食べられる縁起物です。使われている食材に縁起物が多く、海老は「長寿」、れんこんは「将来の見通しが良いように」、豆は「健康で、まめに働き、まめに生きるように」という願いが込められています。