あらゆる悩みや迷い、人生の岐路にある時「占いを受けてみたい」と思う方は多いと思います。
ただし占い師の先生に鑑定してもらうと、基本的に有料となります。
せっかくお金をかけて占ってもらうなら、精度が高い鑑定結果を得られる事が理想的ですよね。
その為にこの記事では、占いを受ける前にしておくとベストな事前準備や、占ってもらう時のマナー、逆にタブーとなる事柄についてまとめました。
せっかく占いをしたのに「後悔した」という事がないよう、是非最後までお読みいただきお役立て下さい。
占いを受ける前の準備
まずは、スムーズに占いを受ける為に必要な事前準備についてまとめました。
占いを受けた後に「思っていたのと違った」など、もやもやした気持ちになったら「せっかく占ってもらったのに」とがっかりしてしまいますよね。
そういった事が起こらない為に、占いの選び方や占いの種類、占ってもらう為に知っておくべき基礎知識をご紹介します。
以下の情報を参考に、「がっかりする占い」にならないように準備をしましょう。
占いの種類と相場
「占いを受けてみたいけど、いくらぐらいが相場なの?」「占いサービスの種類が多くて違いがわからない」と、疑問をお持ちの方は多いと思います。
そこで、まずは占いサービスの種類と相場について簡単にご紹介します。
サービス名 | 相場 | 時間 |
手相占い | 3000円~10000円 | 30分 |
霊視占い | 5000円~10000円 | 20分 |
電話占い | 6000円 | 30分 |
占いサイト | 324円~540円 | 月額 |
・手相占い
1対1の対面式と言われる占い方で、メジャーな占いのひとつです。
目に見える形状や現在の情報から、影響や行動を予測して占います。
占い師の先生と顔を合わせて、占っている様子も見ながら直接話しがしたい方に人気です。
・霊視占い
特殊な力を持った占い師が、前世や守護霊、オーラなどを見て占います。
氏名や生年月日といった、個人情報の必要がない事も特徴的です。
スピリチュアルな面で、自分以外の相手の事などについて知りたい方に向いてます。
占い師によって力量、料金共に差があるので、口コミなどから占い師の実力について確認したほうが良いでしょう。
・電話占い
占い師の先生のもとへ出向く必要がなく、電話さえあれば気軽に占いを受ける事ができるというのが大きな特徴です。
「直接占い師の先生と顔を合わせる事が恥ずかしい」「占い師の先生の元へ行く時間がない」「わざわざお店に行くのは気が引ける」といった方から人気が高まって利用者が増えています。
占いの種類も対面式と変わらない程様々で、在籍している占い師の先生も多いです。
中には、当たると評判で「対面で対応できなくなった」という理由で籍を移した人気の占い師の先生もいます。
・占いサイト
様々なテーマで、興味ある占いを気軽に試すことができます。
メールやチャットを利用するので、占い師の先生に合わせることなく自分のタイミングで占いを受ける事ができます。
無料の診断サイトと間違えやすかったり、悪質なサイトでは個人情報を悪用される可能性もあるので注意が必要です。
また各占いの相場価格に関しては下記の記事に詳細をまとめていますので、ご参照ください。
①対面での占いの相場価格について
②電話での占いの相場価格について
占ってほしい内容を絞っておく
相談内容の種類が違うと(例:恋愛と仕事など)、中途半端で広く浅い鑑定になってしまう事にもつながります。
これが「当たらない占い」や、「がっかりする占い」になってしまう原因の一つでもあるのです。
あなたの悩みの解決につながる、より満足出来る占いにするために「何を占ってもらうか」を絞り込む事が、重要な事前準備の一つとなります。
占いで多い相談内容は、大きく恋愛・人間関係・仕事や金銭面、全体的な運勢の4つに分けられます。
あなたの悩みはどのジャンルにあてはまるでしょうか?
下記を参考に、ジャンル分けして絞り込んでいきましょう。
<恋愛>
- 新しい出会い(運命の人)について
- 片思いについて
- 現在の恋人との関係について
- 結婚について
- 不倫や浮気について
- 復縁や離縁について
<人間関係>
- 職場や学校、家族との人間関係がうまくいかない事について
<仕事や金銭面>
- 転職や進路について
- 自分の適職について
- 独立起業について
- 仕事に伴う経済的な悩みについて
<全体的な運勢>
- 引っ越しのタイミングについて
- 自分の運命や風水について
いざ占いを受けてみると、好きな人の相談をしていたはずが、転職の相談や仕事の愚痴になってしまう・・・なんて事も起こり得ます。
これでは占い師の先生としても、あなたが「何について深く知りたいのか」を特定して占う事ができませんし、時間もかかって料金が高くなる可能性があります。
占いは時間に比例して料金が発生するので、占って欲しい相談内容をあらかじめ絞り込んでおく事は、「節約」や「効率」という観点からも大切なのです。
基本的に相談内容は一つか二つ、もしくはメインとなる相談に関連性のある内容に絞りましょう。
例えば、現在の交際相手との相性と結婚などは関連性があり、占いもスムーズにより深い鑑定結果につながりやすいといえます。
全体的な運勢に関しても、知りたい事が漠然としていると、浅い鑑定結果になる可能性があります。
知りたい転機や直近の出来事など、時期やポイントを具体的にしておくと、より明確な鑑定結果が期待できます。
知りたい事をリストアップして関連性の有無を選別し、何をメインに相談するかを決めて臨みましょう。
占い師が占えないことは避ける
占い師の先生は、霊視など特殊な能力があるとしても、人の発する本質やオーラ、その人のまつわる守護霊などを見るものです。
「探し物はどこでしょうか?」などといった相談を百発百中当てる占い師の方がいたとしたら、世の中から多くの紛失物がなくなりますよね。
あくまで占い師の先生は「便利屋」ではない事を注意しておきましょう。
また、公序良俗に反している相談は原則厳禁です。
犯罪やいたずら、ギャンブルや違法なかけ事、人命や財産、人の不幸を願うような事についての相談は、占いでは受け付けられません。
もし切羽詰まった状況なのであれば、警察や実務的な解決を図る公的機関、相談窓口を利用する事が先決です。
占い師のタイプを選ぶ
占い師の先生も人間ですから、占いの内容に関する得意・不得意があります。
また「寄り添ってくれるカウンセラータイプ」「叱咤激励タイプ」など、先生によって人柄や占いスタイルも様々です。
「話を聞いてほしい」「励ましてほしい」「厳しいと落ち込む」「的確なアドバイスが欲しい」など、あなたの性格によって相性がいい先生とそうでない先生も当然いることでしょう。
対面式の占いの場合、占い師の先生の顔を見て話しができるので、「安心」「信憑性が高い」というメリットがあります。
逆に、先生の話し方や性格がわからないので、占いを受けてから「怖かった」「落ち込んだ」という結果になる事もあります。
電話占いは顔が見えませんが、紹介ページなどで先生の占いスタイルや、人柄の詳細を知る事ができます。
「占いの先生と相性があわなかったら嫌だな」と心配な方や、「こんな先生にこんな風にアドバイスしてほしいな」といった希望が明確な方は、事前に占い師のタイプを選びやすい電話占いがおすすめです。
必要な情報を調べておく
先述している通り、占いは時間によって料金も異なってきます。
料金と時間の節約の為にも、占ってもらうテーマや占いの種類が決まったら、下記の表を参考に情報をまとめておく事をオススメします。
また、相性占いなど自分以外の人間について占う場合は、その相手の情報も集めておきましょう。
占い | 必要な情報 |
命(めい)占い:四柱推命・九星気学・数秘術・算命学・西洋占星術など | ・氏名(漢字) ・生年月日(できれば生まれた時間や場所も) ・家族構成 ・生育歴など |
卜(ぼく)占い:タロット・ダウジング・水晶占い・易経・おみくじ・ルーン占い | ・悩みや問題となっている出来事 ・分岐・転機となる直近の出来事 ・占いを受ける経緯 |
相(そう)占い:姓名判断・手相占い・顔相・風水・夢占い・家相占い | ・氏名(漢字) ・生年月日(できれば生まれた時間や場所) ・分岐・転機となる直近の出来事 |
霊(れい)占い:スピリチュアル・チャネリング・透視・霊視・前世占い | ・氏名(漢字) ・生年月日(できれば生まれた時間や場所) ・相手の顔写真など |
命(めい)占いは、生年月日や時間や場所などの普遍的な情報から、性質や才能、宿命などを導き出します。
卜(ぼく)占いは、道具を使った偶発的な要素からエネルギーの流れや必然的な事象を解釈します。
相(そう)占いは、手相や顔相などの形状から影響や吉凶を見たり、形状を変え運気を変える「開運」の手法としても用いられます。
霊(れい)占いは、先述した通り特殊な能力による為基礎情報の有無に関わらず、発せられたエネルギーを見ます。
このように、確実に情報が必要なのは命(めい)占いをする場合ですが、多くの占いの先生は複数の占術を掛け合わせて複合的に占う事が多いとされています。
その為、どの占いを受けるにしても、事前に命(めい)占いで使う情報はまとめておく事をおすすめします。
以上、占いを受ける前にしておく事前準備をご紹介しました。
後から「あれ聞いとけばよかった~」「情報まとめておけばよかった」なんて心残りがなく、より満足いく占いになるよう、自分が出来る事前準備はしっかり取り組んで占いに臨みましょう。
占いを受ける時のマナー・注意事項
ここからは、占いを受ける時のマナーと注意事項をご紹介します。
リラックスして受ける
初めて会った占い師の先生に相談するという状況は、誰でも少なからず緊張しますよね。
緊張すると、頭が真っ白になって「本当に聞きたかった事が聞けなかった」「まとまりのない話で時間とお金を無駄にした」という事になりかねません。
自分でリラックスできる環境や条件を整える為、下記に注意して占いに臨みましょう。
- 占いを受ける前後に予定を入れず、時間的に余裕を持つ
- 聞きたい事や自分の情報をメモして、読み上げるだけにしておく
- できるだけゆっくり話す事を意識する
占い師を試すようなことをしない
「私が朝食べたものはなんでしょう」「好きな芸能人は誰でしょう」など、占ってほしい本筋と全く関係ない質問をしたり、黙り込んだまま何かを聞き出そうとするなど、占い師の先生を試すような人も多いです。
占い師の先生も人間ですから、試されるような事をされていい気持ちはしませんよね。
お互いに貴重な時間とお金をかけるわけですから、占い師の先生に敬意を持って、素直な気持ちで臨みましょう。
嘘の情報を伝えない
占ってもらうあなたが嘘の情報を伝えてしまえば、鑑定結果は本来の情報で導かれる結果とは当然異なったものになります。
これでは占いを受けた意味はありませんし、先述した「占い師を試すようなこと」にもつながります。
有意義な占い結果を得るためにも、占い師の先生には誠実な回答をしましょう。
他の占い結果を伝える
「他の先生はこんな結果だった」「他の占いで違った」などと、他の占いと比較するような発言は控えましょう。
後述しますが、そもそも同じ内容を何度も占うことはタブーとされています。
占い師の先生に失礼ですし、占いをしてもらうにあたってマナー違反です。
しっかりメモをする
対面式や電話占いで占ってもらっている時は、話しに聞き入ってしまう事があります。
結果、せっかくもらったアドバイスを後から忘れてしまう事につながるのです。
そもそも、人間の脳のは20分後には42%を忘却し、1日後には74%、1か月後には約80%を忘れるというデータがあります。
今後の人生をよりよくするために占いを受ける方が殆どだと思いますので、もらったアドバイスを大切にできるようメモを取る事をおすすめします。
チャットやメール形式の場合は、印刷したり写真に残しておくなどしましょう。
その時は理解できなかった事が、後からメモを見返すと納得できるなんて占いの楽しみ方に気付くこともできますよ。
占いの受け止め方!信じすぎるのはダメ?
占いの結果は、いい時もあれば悪い時もあるのが普通です。
良くない占いの結果だったからといって、やる気を失ったり、占いに振り回される方も少なくありません。
そこで、ここからは占いの受け止め方についてまとめます。
占い結果で落ち込まない
自分にとって良くない結果が出た時は、落ち込んだりしてしまいがちです。
「結果を踏まえて、今後どうするべきか」というように、警告だと思って自分の考え方や行動を振り返るチャンスと捉えましょう。
特に占いの結果は「絶対」ではなく、天気予報のようなものだと考える事がオススメです。
何かを買って解決しようとしない
悪質な占い師は、わざと不安を煽るような結果を告げて「○○を買いなさい」などとアドバイスする人もいます。
誕生日に由来するパワーストーンやお守りなどから、魔よけと称した水晶やお札など様々です。
必ずしも全てがダメというわけではありませんが、異常に高額であればまず疑いましょう。
納得できなくても占いを繰り返さない
先述しましたが、納得できない答えをもらった時に同じ相談を繰り返すことは、占いではタブーとされています。
命(めい)占いは、普遍的な情報から全体的な波を見て時期的な運勢を占います。
その為、この波が変わる事はありません。
しかし、卜(ぼく)占いは「偶然」の事象に意味や必然性を見出すため、繰り返せば結果が変わる事が普通です。
だからこそ、同じ占いを繰り返さないというのは最低限の礼儀となります。
占い結果を軽視する行動や姿勢は、その人の人生そのものを表すとされます。
自分にとって都合の良い結果が出るまで占いを続けるという事は、自分では行動や考え方を変えるつもりもなく、いい状況しか受け入れないという自己中心的な思考であるわけです。
その場合、占いそのものを否定している事につながりますので、タブーでありマナー違反となるわけです。
ただし、人生で二度と同じ占いをしてはいけない、というわけではありません。
同じ事を占う場合は、少なくとも状況や環境が変わるなどの変化が起こってからにしましょう。
まとめ
今回は、占いを受けるために取り組んでおくべき事前準備や、占いを受ける場合のマナーやタブーといった基礎知識についてまとめました。
様々な占いの種類やサービスがありますので、メリットデメリット、自分に合うかどうかをしっかり検討して準備しておくと安心ですね。
ただ、同じ結果でも、自分が受け入れやすい伝え方をしてくれる先生なのかどうか、占い師のタイプはかなり重要だと思います。
初めて有料占いを受けてみる方は、自分の相談内容や性格に合う先生を事前に指名できて、ゆっくり準備できる電話占いを検討してみてはいかがでしょうか?