こよみとは

「暦」は西暦600年代、遣唐使とともに中国より伝わりました。
その後、朝廷・幕府・政府と様々な変遷の下、国家として制作にあたってきました。現在のこよみは、毎年二月の初めに国立天文台の官報にて発表される「暦要項」に基づいて作られています。
「暦要項」とは、国立天文台で計算した翌年の暦(国民の祝日・日曜表・二十四節気・雑節・朔弦望、東京の日出入・日食及び月食等)をまとめたものです。
これらを毎年、国として発表するのは、日々の生活や暮らしに多くの関わりがあるからなのです。

ちょっとした言い回しや季節用語等、こよみからきているものが多く存在します。
昔の人たちは、こよみを生活必需品の一つとして毎日利用し、季節ごとの行事や日常生活に役立てていました。
こよみは、中国から伝わったものではありますが、日本独特の四季に合わせて進化し、日本独自の行事や言葉が多数生まれています。
こよみの中に書かれている内容は、日本の伝統と文化の象徴ともいえるのです。

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