忌み言葉のいろいろ

迷信だといってしまえば、それまでのことですが、昔から不吉な意味を含んでいたり、不吉な連想をさせる言葉を「忌み言葉」と呼んで避ける風習があります。

○婚礼の席で避ける言葉
切れる、別れる、終わる、破れる、浅い、薄い、戻る、重ねて、重ね重ね、など。

○仏事の席で避ける言葉
重ね重ね、しばしば、再三、いよいよ、などのような、繰り返しの言葉があります。

また、昔から縁起を担いで、忌み言葉を別の言葉に言い換える風習もあります。
正月の忌み言葉で、地方々々によっていろいろに言い換えられているものに「ねずみ」があります。
これは正月に「ねずみ」というと火災を被るという俗言からきたもので、次のように言い換えられています。
姉様(あねさま)、嫁が君(よめがきみ)、嫁御(よめご)、嫁殿(よめどの)、よもの、夜の人。


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