62歳 男性

「大丈夫、神宮館のこよみを信じて頑張って」十年前のこと。当時五十三歳だった私は、一大決心をして二十八年間勤めた会社を辞めて転職しました。新しい仕事を修得するため朝は七時に出社、夜も遅くまで働きました。そんな私を妻は冒頭のことばで励ましてくれました。高校三年の長男を筆頭に子供たち三人の学費も、これから大変という時期で、まさに崖っ縁に立たされていました。私は五黄土星、偶然にもその年は、渋滞する高速道路に見切りをつけて、一般道を選んだ私の車がすいすいと進むという絵だったのです。辛い時を過ぎると、仕事にも慣れ給料もアップ、今では長男と長女は大学を卒業して社会人、次男は大学三年生です。信じたこよみの絵の通り、我が家は今日まで至っています。私に神宮館のこよみを教えてくれたのは、八白土星の父です。父も来年は九十三歳、こよみにある通り、よく噛んでしっかり食べて元気な一年であるようにと願っています。