暦(こよみ)とは?

こよみって何?

こよみちゃん「暦」は西暦600年代、遣唐使とともに中国より伝わりました。
その後、朝廷・幕府・政府と様々な変遷の下、国家として制作にあたってきました。現在のこよみは、毎年二月の初めに国立天文台の官報にて発表される「暦要項」に基づいて作られています。「暦要項」とは、国立天文台で計算した翌年の暦(国民の祝日・日曜表・二十四節気・雑節・朔弦望、東京の日出入・日食及び月食等)をまとめたものです。
これらを毎年、国として発表するのは、日々の生活や暮らしに多くの関わりがあるからなのです。

ちょっとした言い回しや季節用語等、こよみからきているものが多く存在します。
昔の人たちは、こよみを生活必需品の一つとして毎日利用し、季節ごとの行事や日常生活に役立てていました。
こよみは、中国から伝わったものではありますが、日本独特の四季に合わせて進化し、日本独自の行事や言葉が多数生まれています。こよみの中に書かれている内容は、日本の伝統と文化の象徴ともいえるのです。

こよみって何に使うの?

こよみちゃんこよみの表紙を見た際、古くさい、難しいと思われる若い方が多いのではないでしょうか。確かにこよみをご購入頂いている方の大半がご年配の方々です。
では、そのご年配の方々はいったいこよみを何に使っているのでしょう。

それは非常に簡単な答えです。

「少しでも幸せに近づくため」に使っているのです。

こよみの内容は、月日や行事、六輝(大安や仏滅)等を記した「行事欄(カレンダー)」と、九星気学という占術を用いた「運勢欄(占い)」からなります。
「行事欄」でその日の吉凶を判断し、「運勢欄」で一日の運気を見る。
「悪い日」でもどのような事が悪いのかがわかるので、なるべくそのようなことはしない。
このような、日々の生活を少しでも良くしよう、という思いはだれにでもありますね。

何百年も伝えられてきた歴史ある「こよみ」だからこそ、今も日本人に愛されているのです。
身近にあっても見たことがない…、見方が分からない…
そんな方は宝の持ちぐされだと思いませんか?
見方が分からない場合は。神宮館の「こよみの活用術」を読んでみてはいかがでしょうか。

こよみの見方・活用法をイラストで分かりやすく紹介しています。

こよみで良い日を探すワンポイントアドバイス

仏滅って本当に悪い日なの?

この「仏滅」は六輝と言われる暦法の一つで、皆さんご存じのように、すべてのことにおいて悪い凶の日とされています。
しかしこの他にも、こよみの中には「中段十二直」や「二十八宿」、「選日」と言われる占いが記載されています。
結婚式の日取りを決めるときに「中段十二直」の「たつ」という日でないと行いたくない、という人もいるほどです。
「仏滅だからやめておこう」、「大安だから大丈夫」、という見方も良いとは思いますが、他の占いも併せて見ることで日取りの選択肢が増え、日々の生活の幸せにこよみをもっと活用できるのではないでしょうか。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)を探す

「一粒万倍日」とは、一粒のモミをまいておけば、万倍のモミをもった稲穂になるという意味です。
やがて時が来れば増えて多くの数を生み出すことのたとえですので、新規事の開始や、金銭に関すること、物を収納すること等にこの日を用いると効果があると言われています。
ですので、宝くじを買いに行くのに良い日とされ、宝くじ売り場でこの日にはのぼりを立てている所もあります。
宝くじという夢を買いに行く時、こよみでこの日をチェックしてから買いに行ってみてはいかがでしょうか。

天赦日(てんしゃび)を探す

「天赦日」はこよみの一年の中で最上の吉日とされています。
ことに婚礼には最大吉日で、そのほかには新規事業の開発・発明・研究結果の発表にも最良の日とされています。
天赦日や大安、一粒万倍日など良い日が重なる日はめったにありません。
こんな日をこよみで探してみて、その日に何かを行ってみるのも良いのではないでしょうか。

こよみ豆知識編

こよみちゃん天気予報を見ていて、「こよみの上では…」という言葉を聞いたことがあると思います。こよみを基に使う言葉が季節ごとにたくさんあります。
ここではその一部を紹介させて頂きます。

【梅雨】

皆さんご存じのように、「梅雨」は6月頃をさし、毎日雨が降り続ける時を言います。
「梅雨入り」は6月11日頃の「入梅」以降に発表されます。

二十四節気の「立秋」(8月7日頃)以降、梅雨が明けない場合は「梅雨明けなし」と発表されます。基本的には「梅雨」と呼ばれる時期は「立秋」までなんです。

2009年は東北地方が「梅雨明けなし」と発表されました。

【春一番・木枯らし】

二十四節気の「立春」(2月4日頃)から「春分」(3月の20日頃)の間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇することを条件に「春一番」と言います。「木枯らし」は、「霜降」(10月23日頃)から「立冬」(11月7日頃)の間に吹く、西高東低の冬型の気圧配置になった際の北からの風速8メートル以上の風を「木枯らし」と言うようです。それ以外の時期に「春一番」や「木枯らし」という言葉は使わないそうです。これからの時期、天気予報の言葉を少し気にしてみてはいかがでしょうか。

【土用の丑】

うなぎを食べる日で有名ですね。

よく耳にする「土用の丑」、いったいいつのことなんでしょう。「土用」とは、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前、約18日間のことをいい、年4回あります。その期間内の「丑の日」(皆さんの生まれ年に干支があるように、その日その日にも干支があります)を「土用の丑」というのです。
そのことを知っているのといないのとでは、こよみを見方が変わってきますよね。

【こよみの新年は立春】

「立春」とは2月4日頃を言い、前日は「節分」です。

「節分」に豆まきをする習慣は、一年の終わりに邪気を祓うために行われているのです。神宮館のこよみに載っている九星本命星は、立春を区切りとして切り替わります。九星気学だけでなく、四柱推命や風水、干支も「立春」で切り替わります。「正月」から「節分」までに産まれた方、同級生と同じ干支だと思っていたら大間違い。

これは学校でも教えてくれないマル秘知識です。

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